学会長あいさつ

第28回日本小児救急医学会学術集会開催に向けて

会長:上野滋

会長 : 上野 滋
(東海大学医学部外科学系 小児外科学 教授)

 本学術集会は、6月6日(金)と7日(土)の2日間、横浜のみなとみらい地区にあるパシフィコ横浜(アネックスホール)において、様々な診療場面における連携をイメージし、「つながる・つなげる救急診療―初期対応から家族支援まで―」をテーマとして開催いたします。

 いただいた応募演題はすべて採用させていただき、特別講演、教育講演など指定講演となった演題と合わせ、口演207、ポスター112、計319題でプログラムを組ませていただきました。多数ご応募いただいた会員各位、ご協力いただきましたプログラム委員の皆様には厚く御礼申し上げます。

 横浜は、1854年ペリー提督来航時に会見場が設けられ、後の開港により拓かれましたが、災害や戦争で幾度も被災しながら復興され、街並が作られてきました。今回、横浜在住の作家山崎洋子氏を特別講演者として迎え、「ドラマティック・ヒストリー 横濱」と題して、街の歩みと魅力について語っていただきます。教育講演は、東京都立小児総合医療センター 林 奐 前病院長、鳥取大学 神崎 晋 教授、東海大学 鈴木啓二 教授の各氏にお願いしております。

 シンポジウム「AHT(虐待による頭部外傷)を考える」、「小児救急に求められるホームケア指導」、ご応募いただいた演題から企画したワークショップ「重篤小児診療拠点の課題」、特別企画:「ガイドライン作成に向けて」のほか、学会奨励賞候補演題をはじめとするA,B,Cの3会場における口演発表、両日午後からのポスター発表と盛りだくさんになりました。

 このほか、サテライトプログラムとして、参加型の第4回小児救急における脳死患者の対応セミナー(脳死判定セミナー)、小児救急シミュレーション教育講習会、ハンズオン縫合セミナーも企画、多くの皆様に事前登録いただいております。演題同様、積極的にご応募、ご参加いただきたく存じます。また、第4回triage and EWS 研究会は看護セッションに引き続き開催することとし、参加していただきやすくプログラムされております。さらに、日本BLS協会からご依頼のあったPEARSプロバイダコースも開催されます。

 初夏のさわやかな青空が横浜の街並みに映える時期の開催です。会員懇親会ではサプライズも用意しました。ご参加を心よりお待ちしております。

2014年5月

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