主催:日本小児救急医学会・脳死問題検討委員会
スケジュール
第一日目 「講義」「実技と講習」
日時 | : | 2014年6月7日(土)17:00~20:30 |
会場 | : | パシフィコ横浜 展示ホール 2F ハーバーラウンジB / ハーバーラウンジA |
- ※ 終了後、セミナーメンバー懇親会“Chinese Night in Yokohama: Queen’s Square”を予定。
第二日目 「教育講演」「模擬脳死判定委員会によるロールプレイ」
日時 | : | 2014年6月8日(日)9:00~12:00 |
会場 | : | パシフィコ横浜 展示ホール 2F ハーバーラウンジB / ハーバーラウンジA |
企画概要
脳死判定は、重篤な意識障害の患者を多く収容する施設においても、毎日の診療の中で度々行われている行為ではありません。小児の脳死を診断する機会はさらに稀であり、わが国で標準的に定められている診断基準の理解や、具体的に判定の手法を学びたいと希望する声も多く、日本小児救急医学会脳死判定セミナーが企画されました。
元来、「脳死診断は臓器提供のために行われるもの」という認識が強いですが、海外では全脳機能の不可逆的停止を以て人の死とする、という考えに基づいて、終末期医療を施す国もあります。日本の医師も、臓器提供の意思を持つ家族が現れた時、また救命困難であることを医学的に評価する必要が生じた時、脳死判定を行う必要が生じます。さらに臓器提供の意思を実際に叶えていくために、院内を調整し現場の統括を行うためにも、現行の脳死判定法や問題点を把握していくことはとても大切なことです。
平成26年は第28回日本小児救急医学会学術集会開催に合わせて、横浜で行う予定です。
講師は、脳死患者対応のエキスパートの先生方にお願いしました。
小児救急に従事される医療者(医師・看護師・検査技師など)の皆さんがたのご参加をお待ちしています。奮ってご応募ください。
第一日目
講義
1.「臓器移植関連施策の概況」
厚生労働省健康局 疾病対策課臓器移植対策室 廣瀬 佳恵
2.「脳死の病態について」
日本医科大学大学院 医学研究科救急医学分野 横田 裕行
実技と講習
1.「脳死判定実技(小児シミュレーター)」
荒木脳神経外科病院 沖 修一
2.「無呼吸テスト」
高知赤十字病院救急部 救命救急センター 西山 謹吾
3.「ABR/EEG」
日本医科大学多摩永山病院 久保田 稔
4.「悲嘆家族への対応」
日本医科大学武蔵小杉病院 重村 朋子
5.「JOTの役割(特に提供後のケアについて)」
日本臓器移植ネットワーク 芦刈 淳太郎
6.「ケーススタデイ」
日本医科大学大学院 医学研究科救急医学分野 荒木 尚
第二日目
教育講演
1.「科学技術の進展が変える死の基準 ー人生の物語りへの問い」
東京大学大学院人文社会系研究科 会田 薫子
2.「脳死下臓器提供と児童虐待」
北九州市立八幡病院 市川 光太郎
模擬脳死判定委員会によるロールプレイ
事例を医学的に評価し、多職種がそれぞれの立場から問題点を挙げながら総合的議論を行う企画です。
申し込み方法・受講料などについて
定員 | : | 60名 ※応募多数の場合は抽選とします。 (応募者を10名×6チームに編成します) |
参加費 | : | 15000円(懇親会費込) 13000円(懇親会費なし) |
宿泊・交通費 | : | 自費 |
申込方法 | : | E-mailのみの受付と致します。 必要事項
*非会員の方は会員番号のところに非会員とご記入ください |
申込先 | : | noushiseminar@convention-axcess.com 日本小児救急医学会事務局 脳死判定セミナー係 |
申込締切 | : | 2014年 |
主催 | : | 日本小児救急医学会脳死問題検討委員会 |
協力 | : | 日本臓器移植ネットワーク |
学会HPでも昨年の脳死判定セミナーの概要をご紹介します。
追加情報は順次HP上で公表していきますので、どうぞご確認ください!